車の運転(自分で通院)
 


 11月も中旬になってくると、リハビリの効果も出てきました。目的の1つである、車の運転に向けてですが、足首がどうにか少しは動きそうになってきました。そこで、思い切って運転できるかどうかを確かめるため、夜中に、いつもリハビリでお世話になっている大型スーパーの広い駐車場に行きました。歩くことは、まだ十分ではありませんでしたが、体を支えたりする運動が無い分、運転の方が出来るような気がしていました。

 駐車場は、幅100mぐらいで、直線では300mほど何も障害物がない駐車場でした。この時の車は、日産のセレナのオートマでした。セレナは1ボックスのため運転席が立っており、ちょうどベンチや椅子に腰掛けている感覚のポジションになります。ですから、アクセルを踏むにも、普段椅子に座っている感じで上から足を自然に置くような感覚になります。足を前に投げ出す感覚の乗用車タイプに比べると、足は自然な感じですごく楽なように思えました。

 さて、運転ですが、家内には、いざという時のためにハンドブレーキを持ってもらい、右足はアクセル、左足はブレーキの上に・・・??、この時点では、右足1本での運転はまだ出来ないと考え、左右の足で分担してみました。

 ハンドブレーキを下ろし、こわごわとアクセルを踏んでみました。(踏んでいると言うよりも右足全体でアクセルに力をかけている感じです)どうにか、動き出しました。もともとこのセレナ、アクセルが重く、加速も遅いおかげで、スムーズにスタートができ、急発進等はありませんでした。また、左足でのブレーキも、どうにか急停止やガックンもなくなめらかに停止させることが出来ました。しかし、心臓はドキドキで相当緊張しました。まるで、初めて免許をとって運転したときのようでした。発症前は、運転が好きで、大阪までも何度も車で帰省もしましたし、九州内の温泉巡りの時にも日帰りで500kmとか頻繁に運転していました。

 この日から、怪しまれないように、駐車場を変えつつ夜中の特訓が始まりました。3週間ほどで、新しい運転方法にも大部慣れ?(右足アクセル、左足ブレーキでの運転)路上に出てみました。このときも交通量の少ない道までは、家内が運転し、途中で変わります。

 そんな練習を続けていた12月の下旬、家内が風邪をひき、病院まで送ってもらうことが出来ない日がありました。思い切って自分で運転してすることにしました。練習時の空いている道ではなく、交通量の多い国道を10分間程度、通っていく必要があります。これでもかというぐらい車間距離をとったり、信号が赤の時は、相当前からブレーキをかけるなど、とにかく安全のために神経をすり減らしました。病院に着いた時、いつも血圧を測りますが、相当な数値を示していました。(確か上は188ぐらいまでいっていた)帰りも同様に緊張し、家に帰ってからは何もする気がないくらい疲れました。その後も機会があれば少しずつ、運転するようにしていきました。

 

     
 
 
     
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