病院食について
   
 

 8月31日から食事をとってもいいようになりました。どんなスペイン料理かが楽しみでしたが、食事の前毎に血糖値を図られ、インシュリン注射をされるのが苦痛でした。(不思議にも食後の検査はほとんどありませんでした。日本に帰ってからは、食後2時間後の値が結構重視されました)

  また、びっくりしたことがたくさんありました。

  1つに、病院食も1日5食で普通のスペイン人の生活通りとなっています。(あたりまえかもしれませんが)ある日のメニューで説明すると、朝8時頃に、パンとリンゴの砂糖煮にサラダ、11時頃にクラッカーと脱脂粉乳みたいな飲み物、14時過ぎが1日のメイン料理となる(昼食?)として鱈のぶつ切り煮にパエリアにパン、サラダ、果物等が山のようにでてきました。しかもサラダにはこれでもかと言うぐらいにオリーブオイルがかかっています。18時頃にクラッカーとヨーグルトがでてきて、21時過ぎが夕食となりスペイン風オムレツと海の幸スパゲティにパン、サラダ、果物がでて1日がおわりです。更に、血糖値との関係と思いますが、夜の12時頃におこされ、むりやり甘いものを食べさせられる時もありました。

 また、夕食が21時過ぎと遅いため、片付けを終え、家内がホテルへ帰宅するのが、いつも10時を過ぎてしまい、地下鉄や通りの人も少なくなり、こわい雰囲気があったそうです。

 食事は、糖尿病食と聞いていたのに量も多く、昼食と夜食は家内と2人で分けても十分な量でしたので、補食的に病院内の販売機でサンドイッチを買ってきたり、病院前のピザ屋でテイクアウトのピザを持ち込んだりすれば、2人揃って満足いく量がありました。ですから、家内の食事のパターンは、朝食はホテル、昼・夜は病院食を分け合う形となりました。また、病院食のくせいに味も濃く、バルセロナ特有の塩辛さも十分すぎるぐらい味付けされていました。

 ちなみに、ある時、病院近くの日本食レストランで、家内が無理をお願いし、鮭弁当を作ってもらい、こっそり食べたときには血糖値が大きく下がりました。
 このように毎日5食のハードな食事?が退院まで毎日続きました。但し、インシュリン注射は、朝・昼・夜食の3回だけで、中間の2回の食事では関係ありませんでした。


       
     病院近くの日本料理屋の名刺          名刺裏の地図(左下が病院)

     
   
   
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