インシュリン注射
 

 スペインで脳梗塞の発症と同時に、糖尿病も発症しており、海外闘病記でも話しましたが、毎食前に血糖値を看護婦が計り、それにあわせ注射をしていました。

 ここでは、血糖値の測定からインシュリン注射まで、すべてを自分ですることとなりました。血糖値の測定は、朝食前後、昼食前後、夕食前後、寝る前と7回の計測と食前3回の注射をしなければなりません。歩ける人は、時間になるとナースステーションで、この作業をするそうですが、この時点ではまったく歩けなかったので、毎回看護婦さんにもってきてもらいました。

 血糖値を計るとき、指先に針を刺し、ほんの少しだけ血液をとりますが、1日7回刺すので親指以外の8本は、ほぼ毎日刺されることとなりました。

    

 また、注射は、スペインでは完全に注射器の形で、看護婦さんがしてくれていましたが、ここでは、ペン型のおしゃれで?だまっていれば注射器とはわからない形でした。毎回、針を付け替え、刺す場所もローテーションを考え、お腹やふとももに注射していきます。 薬の量をメモリであわせ、ボタンを押すだけで注射されます。朝8単位、昼4、夜6で指示されていました



 最初は、自分で注射することにとまどい、しかもお腹とか太股なので、なかなか上手に針も刺せず、よく液漏れをしていました。なれれば、たいしたことはありませんでしたが、最後まで、あまり気持ちのいいものではありませんでした。

 当初は、注射をしても食後2時間後の血糖値は240前後ありました。その後、退院する頃には、170前後までに落ち着き、このいやなインシュリン注射から経口薬へと改善され本当に助かりました。    

     
 
 
     
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