鼻血がとまらない
 


 ゆっくり食事をすることで、舌を噛むことは少なくなり、ホッとしていました。ところがそれから数日後、お風呂に入っているとき石けんが鼻に入り、鼻がむずがゆくなり、激しく鼻を擦ってしまいました。もともとアレルギー性鼻炎を持っており、花粉症ではないのですが、季節の変わり目や激しい温度差にあうと、一日中鼻水が止まらなくなることがたまにありました。

 しばらく擦っていると、鼻の中を熱いモノが通っていく感触がありました。また、いつものように鼻水かと思っていると、なんとタオルが真っ赤に染まりました。しばらくすると止まるだろうと思い、急いで風呂を上がり、鼻に丸めたティシュを詰めてしばらくじっとしていました。

  すると、今度は詰めたティシュの先からも鼻血ポタポタと落ちだしました。相当な出血量のようで、あわてて上を向いて寝ると、今度は喉の方に流れてきます。どうにもこうにも対処出来なくなってきました。時計を見ると既に3時間が経過しており、夜中の午前1時でした。しかたないので、入院していた国立長崎医療センターへ電話し、急患での診察をお願いしてみた。耳鼻咽喉科の先生はいないが、診るのですぐ来るようにと指示があり、分厚いバスタオルで鼻を押さえながら、病院へ駆け込みました。

 当直の先生は泌尿器科の先生で、鼻血の量にびっくりし、とりあえずマニュアルに沿って鼻血を止める治療をし、その間に耳鼻咽喉科の先生を夜中にもかかわらず、自宅から呼び出してくれました。泌尿器科の先生のマニュアルどおりの治療が功を奏したのか、耳鼻咽喉科の先生が来る頃にはどうにか鼻血は止まっていました。(泌尿器科の先生の治療内容は、止血用の薬剤をひたした包帯を、これでもかと言うぐらい鼻の穴に詰めら込まれました)

 すぐに、緊急用の処置室から、実際に治療する診察室(例の物々しい椅子がある)へ移り、本格的な治療を行ってもらいました。何種類かの薬を塗り、最後は糊のようなモノで鼻の奥を固めてくれました。また、今後の対処方法(止血の仕方)についても指導があり、脳梗塞用の血液をさらさらにする薬が効いているので、今後も出血の可能性があることなどなど。

 病院を出たのは、朝の4時頃でした。普段では、なんのこともない鼻血で大騒ぎとなりましたが、この日以来、この鼻血、職場復帰しても悩まされ、5月に鼻血の原因となっていた古い血管をレーザーで焼き尽くすまでは、引き続き苦労させらることになります。


     
 
 
     
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