血糖値の改善と薬の中止
 

 糖尿病は、脳梗塞発症の原因の1つであり、後遺症のリハビリと同じぐらい悩ましく思っています。さらに、脳梗塞患者が一番おそれる、再発にもつながることから血糖値の上下はいつも気になります。国内闘病記でも記述しましたが、入院中はインシュリン注射を打っていました。退院時には、グルコバイという糖分分解酵素を阻害する経口薬に変更されました。この薬は、腸の中で、糖質からブドウ糖への分解を遅らせ、急激な血糖の上昇を抑える働きがあります。これを毎食前に忘れずに飲みます。

ちなみに血糖値の標準とは、
食    前   70〜110
食後2時間後   100〜140

注射から経口薬に変えた
10月頃の血糖値は 
食    前  121〜173
食後2時間後  197〜239

同じく11月頃は
食    前   97〜120
食後2時間後  120〜191

12月頃は
食    前  105〜130
食後2時間後  127〜160

1月頃は
食    前   81〜135
食後2時間後  102〜150

 

 




 1月中旬に薬を変更しました。理由は、グルコバイの副作用がひどくなってきたからです。副作用とは、お腹が張ってきて、がまんできない状態になり、ところかまわず、おならが出てしまいます。このころ職場復帰もしており、職場にいる時間も長くなってきたので、主治医の先生に相談し、変更してもらいました。新しい薬の名前は、「ベイスン」です。外人だったら、思わず短縮して「ベス」と呼んでいるのでは・・・?

2月に入ってからは
食    前   93〜135
食後2時間後  103〜150

ここで、ある1つの傾向がわかりました。昼・夜食前の血糖値は、このころには必ず理想値(健康な方の標準値)に入るようになりました。ところが、朝食前だけは110以内に入らずに120〜140の値を示します。主治医の先生も???、多分、朝、体が動き出す準備に入っているためだろう・・・????。ですから、1・2月の食前の最大値はすべて朝食前です。

3月に入ってからは、主治医の先生と相談しながら薬を飲む回数を減らしました。まず、食後運動も必ず行い、食後の数値も安定している昼食の薬を中止してみました。
薬を飲まなくても昼食2時間後は93〜150でどうにか及第点

結果3月は
食    前  92〜135
食後2時間後  93〜150

4月には行ってからは、朝も飲まないようにしました。つまり薬を飲むのは、1日のメインで最もカロリーを摂取する夕食前1回だけににしてみました。このころは、ようやく朝食前もぎりぎり110以内になることが多くなってきました。

4月の結果
食    前  73〜120
食後2時間後  92〜143

5月にはいりました。4月より通常出勤しているため、なかなか血糖値を計る機会が少なくなってきました。職場で隠れて計っていましたが、忘れるときもあり、更に減らすことには躊躇していました。そこで、1日7回続けて計れるゴールデンウィークを機会に薬を全くやめてみることを試験的にやってみました。結果、良好な経過が見られたので、主治医の先生にも報告し、全面的に薬を中止することになりました。

5月の結果
食    前   78〜113
食後2時間後  100〜149

9ヶ月がかりで、糖尿病の薬からは解放されました。但し、解放されたのはあくまでも薬であって糖尿病ではありません。引き続き現在の体重の維持と運動、食事制限を続けなければ元に戻るとの変なお墨付きです。

 振り返ってみると、糖尿病があったおかげで、あまり動けない時から、無理をしてでも長い距離を歩きました。運動もしました。結果的には、糖尿病、リハビリの面からはよかったのかもしれません。

     
 
 
     
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